リンギット高は本当に良いニュース?
目次
約7年ぶりの高水準に
【記事内容・日本語訳】
クアラルンプール発――
水曜日の昼休み時点で、マレーシアの通貨リンギットは、米ドルに対して 1ドル=3.9170リンギットまで上昇しました。
これは前日の取引からの上昇をさらに伸ばした形となります。
この水準は、2018年4月27日以来、約7年ぶりの水準であり、
最近のリンギット高の力強さを示しています。
これに先立ち、あるエコノミストは、
リンギットの新たなサポートラインを 1ドル=3.8722リンギットと指摘し、
現在のポジティブな流れが今後も続く可能性を示唆しました。
1リンギット=約39円を、ペナン生活者としてどう感じているか 対日本円では
では、日本円との関係ではどうでしょうか。
現在の為替水準では、
1リンギット(RM1)=約38〜39円前後となっています。
これは、
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RM100=約3,900円
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RM1,000=約39,000円
という感覚です。
数年前と比べると、
円安+リンギット高が重なり、
円ベースで見ると、マレーシアでの支出は確実に重く感じる水準です。
ペナン島の生活は「円で考える」と楽ではない
ペナン島は今でも「物価が安い」と言われますが、
それは リンギットで収入を得ている人目線 の話だと感じています。
私たちのように、
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日本からの送金
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円建ての収入・貯蓄
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日本円で将来設計をしている
こうした家庭にとっては、
リンギットが39円という状況は、正直うれしくありません。
円ベース生活者にとってのリアルな影響
実際の生活では、こんな場面で影響を感じます。
● 食費・日用品
ローカルフードは安いものの、
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輸入食品
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日本食材
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海外ブランドの商品
は、円換算すると
「以前より確実に高くなった」と感じます。
● 教育費・サービス費
インターナショナルスクールや習い事など、
金額が大きい支出ほど、
為替の差がそのまま家計に響きます。
RMで見ると変わっていなくても、
円で見ると「毎月の負担が増えている」
という感覚は否定できません。
● 車関連費用
ペナンは車社会です。
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ガソリン代
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メンテナンス
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保険
ここに最近話題のガソリン補助見直しも重なると、
「リンギット高+補助縮小」という、
円ベース生活者には厳しい状況になりつつあると感じます。
正直な気持ち:経済ニュースと生活実感は別
リンギット高は、
マレーシアという国にとっては良いニュースだと思います。
ただ、ペナンで暮らす円ベース生活者としては、
通貨が強い=生活が楽になる
とは、残念ながら感じられません。
むしろ、
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円で見た生活費は上がり
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「割安感」は薄れ
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マレーシアに住むメリットを
以前より冷静に考えるようになった
というのが正直な実感です。
まとめ
1リンギット=約39円という為替は、
ニュース上では「好調」「強い通貨」と評価されます。
しかし、
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円ベースで生活している人
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日本からの送金で暮らしている家庭
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将来、日本円に戻る予定がある人
にとっては、
決してうれしい水準ではないというのが現実です。
ペナン島は今でも魅力的な場所ですが、
「昔の感覚のまま安い国」と考えるのは危険だと感じています。
これからは、
為替・物価・補助金政策をセットで見ながら、
より現実的にペナン生活を考えていく必要がありそうです。