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円安時代のマレーシア生活
「マレーシアは物価が安い」
「海外なのに日本より暮らしやすい」
そんなイメージを持っている方は、今も多いと思います。
でも実際に生活してみると、
円リンギットが28円だった頃と、38円前後の今とでは、
同じマレーシアでも“別の国”のように感じるほど違いがあります。
特に、日本円で収入を得て、
生活費やインターナショナルスクールの学費を支払っている家庭にとって、
この為替差は「誤差」では済みません。
月々の支出で見ると数万円、
年間では100万〜200万円以上の差になることもあり、
生活の余裕や選択肢に大きく影響します。
28円時代は、
「少し余裕を持って海外生活を楽しめる」感覚がありました。
一方で38円の今は、
同じ暮らしをしていても、
どこかで調整や我慢が必要になる場面が増えています。
このブログでは、
円安時代のマレーシア生活が、実際にどれほど変わったのかを、
家賃・食費・学費といった具体的な数字を交えながら、
リアルな目線でまとめていきます。
これから
・マレーシア留学
・母子留学
・移住
を考えている方にとって、
「夢」だけでなく「現実」も知る判断材料になれば嬉しいです。
家賃の違いで、ここまで変わる
RM3,000 と RM4,000 を円安・円高で比較してみた
マレーシア生活では「家賃」が固定費の中で一番大きく、
為替の影響をダイレクトに受ける項目でもあります。
ここでは、
よくある日本人家庭の選択肢である
RM3,000 と RM4,000 の家賃を比較してみます。
家賃 RM3,000 の場合
円換算
1RM=38円(現在)
RM3,000 × 38円
→ 114,000円/月
→ 年間:約 137万円
1RM=28円(円高時代)
RM3,000 × 28円
→ 84,000円/月
→ 年間:約 101万円
差額
・月:約 30,000円
・年:約 36万円
家賃 RM4,000 の場合
円換算
1RM=38円(現在)
RM4,000 × 38円
→ 152,000円/月
→ 年間:約 182万円
1RM=28円(円高時代)
RM4,000 × 28円
→ 112,000円/月
→ 年間:約 134万円
差額
・月:約 40,000円
・年:約 48万円
為替が変わると、家賃の重さも変わる
同じ物件・同じ家賃でも、
・28円時代
→ 家賃は「許容範囲」
→ 生活全体に余裕が出やすい
・38円時代
→ 家賃が一気に重く感じる
→ 他の出費(食費・娯楽)を調整しがち
食費だけでもこれだけ違う
食費 RM2,500 の場合
・38円 → 約 95,000円
・28円 → 約 70,000円
▶ 毎月 約25,000円差
外食の回数、日本食の頻度、
週末のちょっとした楽しみが
自然と変わってきます。
実際に感じる生活の違い
38円の世界では…
・インター学費がかなり重い
・外食や旅行に慎重になる
・「マレーシアは安い」とは言えない
・精神的な余裕が減る
28円の世界では…
・学費が現実的な範囲
・外食や小旅行も気軽
・日本円収入の強みを実感
・気持ちに余裕がある
インターナショナルスクール家庭に
一番影響するポイントは何か?
円安時代のマレーシア生活で、
インターナショナルスクールに通う家庭に
最も大きな影響を与えるのは「学費」です。
これは間違いなく、生活費や家賃よりも
インパクトが大きいポイントです。
① 学費は「為替の影響を100%受ける」
インターナショナルスクールの学費は
リンギット建てで固定されています。
そのため、為替が動くと、
何も変えていなくても
円ベースの支出だけが増えていく状態になります。
例として、子ども2人の場合:
・28円時代 → 学費は「想定内」
・38円時代 → 学費が「家計を圧迫する固定費」に変化
学費は
・削れない
・待ってくれない
・毎年確実に必要
という点で、精神的な負担も大きくなります。
正直な結論
子ども2人をインターナショナルスクールに通わせる場合を想定したばあい
・28円時代
→ 年収600万円台でも成立
・38円時代
→ 年収800〜1,000万円以上ないと
「切り詰めない生活」は難しい