海外移住したから分かる日本教育の欠点・利点 インターナショナルスクールとの比較 

私の子どもたちはインターナショナルスクールに通っていた経験があるため、その視点から日本の教育に対して感じることがあります。これはあくまで私の個人的な意見であり、主観的な部分が多く含まれているため、批判はご遠慮ください。

まず、インターナショナルスクールと日本の公立学校では、教育の方法や環境に大きな違いがあることを実感しました。インターナショナルスクールでは、子どもたちの個性や創造性が尊重され、自分の意見を自由に述べる機会が多く提供されています。授業の進め方も対話型で、教師と生徒が双方向に意見を交換しながら学んでいくスタイルが主流です。これに対して、日本の学校では、集団行動や規律を重んじる傾向が強く、統一されたカリキュラムの中で効率的に知識を習得させることに重点が置かれている印象があります。

どちらが良いではなく、お子さんの個性がどのような環境下で学習することが

が重要だと思います。

特に感じたのは、日本の教育では「標準」や「平均」を基準に子どもたちが評価されやすいことです。インターナショナルスクールでは、子どもそれぞれのペースや特性を尊重し、柔軟に対応してくれる環境が整っていますが、日本の学校では、皆が同じように進むことが期待されているため、個性が埋もれてしまうことがあると感じました。また、インターナショナルスクールでは、失敗を恐れずにチャレンジする姿勢が奨励されている一方、日本の学校では失敗を避け、完璧を目指す風潮が強いように感じられます。そのため、失敗に対する恐怖心やプレッシャーが子どもたちの自己肯定感に影響を与えるのではないかと懸念しています。

日本の教育の欠点

項目 意見
発達検査の圧力 「発達検査に行け」と言われるケースがあるが、これは日本の教育が型にハマりがちなことを象徴している。個性や特性が尊重されず、同じ基準で測ろうとする風潮がある。
学校のルールの厳格さ 公立小学校では、低学年でも「座り続ける」ことが求められるが、これは子どもたちの自然な動きや好奇心を抑え込むシステムであり、柔軟性に欠けている。
自己肯定感の低さ 日本の子どもたちの自己肯定感が低いのは、完璧主義や失敗を恐れる文化が原因だと考えられる。完璧が求められ、失敗した際に過度に自分を責めてしまう。
笑いながら立ち直る精神 失敗を恐れず、失敗から学ぶことが重要だが、日本では失敗が許されにくく、完璧が当たり前だと思われがち。そのため、子どもたちは自己評価が低く、失敗に対する耐性が弱い。
褒められる機会の少なさ 完璧な結果を出しても褒められることが少なく、些細なことでも褒めてくれる人が少ないため、自己肯定感を育てにくい。褒められる機会を求めて、子どもたちは特定の人に依存しやすくなる。
発達認定の基準の狭さ 周りと違う行動をとるとすぐに「発達障害」や「診断を受けた方がいい」とされる風潮がある。多様性が認められにくい環境で、個性を押さえつけられる。
帰国子女の苦労 帰国子女がはっきり意見を言うと、発達障害の疑いをかけられることがある。異文化で培ったコミュニケーションスタイルが日本の教育現場ではうけいれられないことがある

日本の教育の利点

項目 意見
高い学力水準 世界的に見ても日本の学生の学力は高く、数学や科学分野で特に優れた成績を示す。しっかりとした基礎教育があるため、学問的な基盤がしっかりしている。
公共心と集団行動 日本の学校では、集団行動や協力の大切さを強調しており、礼儀や思いやりを教えるカリキュラムが充実している。これは社会生活で重要なスキルであり、コミュニティを大切にする精神が育まれる。
整った学校環境 多くの公立学校は、きれいで安全な校舎や設備を持っており、子どもたちが安心して学べる環境が整っている。また、給食などの健康的な食事提供もあり、生活習慣が良くなる。
道徳教育 日本の教育には、道徳の授業があり、倫理的な判断力や価値観を身につけることを重視している。これは、人間関係を円滑にし、社会の中での役割を理解するために重要な要素となっている。
勤勉さの育成 勤勉さや努力する姿勢を評価する教育方針があり、粘り強く目標を追求する力が養われる。これにより、日本人の勤勉さや責任感の強さが形成され、国際的にも評価されている。
クラブ活動の充実 部活動や課外活動が盛んで、生徒たちは学校生活を通じて多様な経験を積むことができる。スポーツ、芸術、文化などの幅広い活動を通して、チームワークやリーダーシップを学ぶ機会が提供されている。
平等な教育機会 公立学校では、基本的にどの地域でも同じ水準の教育を受けられるシステムが整っており、経済的な背景に関わらず全ての子どもに平等な教育の機会が与えられる。
教員の質の高さ 日本の教員は厳しい資格試験を通過しており、教えるスキルが高い。さらに、定期的な研修や自己研鑽が推奨されており、生徒の成長を支援するための知識とスキルが磨かれている。

世界的に見ても、日本の学生の学力は非常に高く、特に数学や科学の分野で優れた成果を上げています。これを支えているのが、先生たちによるきめ細かなサポートです。日本の教育では、生徒全員が一定の水準に達するよう、徹底的に指導が行われ、特に苦手な生徒への底上げ教育が充実しています。

一方、インターナショナルスクールではこのような底上げ教育は見られません。単位を取得できない場合、追加のサポートを受けるというよりも、そのまま進級できずにもう一年同じ学年をやり直すことになります。日本のように全員が一緒に進むことを前提としたサポート体制がないため、個々の責任がより大きくなります。

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