息子の首を激しく振るチック症状(ビートたけしさんのように)が
悪化していくのを目の当たりにし、出口の見えない状況に不安を感じていた時期がありました。
その中で、これまでいくつかの方法を試してきたので、今日はそのひとつをご紹介したいと思います。
これまでに試したことは、漢方薬の服用、針治療、グルテンフリーの食事療法、そして糖質制限です。
チック症は、運動性や音声性の突発的な反復動作が特徴の神経発達障害のひとつで、小児期に多く見られます。この症状の発症や悪化には、ドーパミンという神経伝達物質の働きが深く関わっていると考えられています。
私は色々ネット検索をしていく中である研究を目にした
糖質、特に精製された砂糖の摂取がチック症状に影響を与える可能性があるということ。砂糖を摂ることで血糖値が急激に変動し、気分の不安定さや神経系の働きに影響を与えることがあるそうです。
また、ADHDの傾向がある子どもでは、砂糖の過剰摂取によってドーパミンが大量に消費され、その結果、脳内のドーパミンが不足してしまうことも報告されています。この状態が続くと、さらに砂糖を欲するようになり、ドーパミンのバランスが崩れてチック症状が悪化するという悪循環に陥ることもあるようです。
加工食品を含め糖質を完全除去するのはかなり難しいです。
完璧に制限するのは難しいですが、なるべく甘いお菓子やジュースを控え、おやつは塩みの
聞いたせんべい類、
主食も糖質を控えめに意識した食事に変えたところ、首振りの頻度が少しずつ減ってきたように感じています。もちろん個人差はありますし、すべての方に効果があるわけではないと思いますが、我が家にとっては試して良かった方法のひとつです。
具体的には
白ごはんを少し減らして、その分おかずを増やす
豆腐丼やテンペ(マレーシア在住豆を発酵させた納豆のような食べ物)おから入りハンバーグ、卵焼き、スープを組み合わせると満足感もあり
フルーツマンゴーを入れてプレーンヨーグルトにアーモンドやくるみを入れて
息子は大のチョコレート好きです。
ですが、チック症状がひどくなっていた時期は、一切チョコを食べさせませんでした。
甘いものを我慢させるのは親も心苦しかったのですが、
チックが少しでも落ち着いてほしいという思いで徹底しました。
最初の数日は、本人も食べたくてつらそうでしたが、
少しずつ欲しがる回数も減っていき、数週間が経過。
すると、あれだけ激しかった首のチックが、
気づけば少しずつ減り始めたのです。
もちろんチョコをやめただけが理由かはわかりませんが、
食生活の見直しが効果を感じた出来事のひとつでした。
永久には糖質制限は難しいので、、少し改善してからはチョコレートを食べたり、チックが悪化したらうまく食べ物を制限するのもチック改善の一つだと思います。
ずっと糖質制限を続けるのは現実的に難しいので、
チックの症状が落ち着いてきた頃から、少しずつチョコレートも解禁しました。
ただ、チックの症状が強くなるタイミングがあれば、
その都度、甘いものや糖質を控えるよう意識しています。
このように食べるものを上手に調整しながら付き合っていくことも、チック改善の方法のひとつだと感じています。
同じようにお悩みの方の参考になれば幸いです。今後も効果のあったことや感じたことを、少しずつ記録していきたいと思っています。