マレーシアが移住先として選ばれる10の理由
- 発展したインフラ環境
交通機関や通信ネットワークが充実しており、日常生活が快適に過ごせる都市機能が整っています。日本よりもインターネットは普及しているようにみえます。クアラルンプールなどの大都市では、高速道路や公共交通機関も整備され、利便性が高いです。 - 手頃な生活コスト
物価が比較的安く、特に住居費や食費が日本に比べて抑えられるため、生活費を大幅に減らしながらも高い生活水準を維持できます。物価上昇したといえど、日本に比べたらまだまだ安いです - 長期滞在に優れたビザ制度
「マレーシア・マイ・セカンドホーム(MM2H)」というプログラムにより、リタイア後でも長期間滞在できるビザが取得しやすく、定年後の移住先としても人気です。 - 広く使われる英語
マレーシアでは英語が第二言語として広く使われているため、日常生活やビジネスにおいて言語の壁が低く、移住者にとって住みやすい環境がある - 一年中温暖な気候
熱帯気候に位置しているため、一年を通して温暖な気候が楽しめ、冬の寒さに悩むことがありません。寒暖差が少なく、常夏の気候を求める人にとっては理想的です。 - 日本に対して好意的な文化
マレーシアは親日的な国であり、多くの日本企業が進出しているほか、地元の人々も日本文化に対して理解が深いです。日本好きな人も多く日本に多くの人々が旅行で訪れている - 快適な住宅と豊かな自然環境
都市部では近代的な住宅が手頃な価格で手に入る一方、ビーチや高原リゾートなど豊かな自然も多く、理想的なライフスタイルを追求できます。ペナンやランカウイなど、リゾート地としても魅力的です。 - アジア各国への便利なアクセス
地理的に東南アジアの中心に位置し、周辺国へのアクセスが非常に良いです。旅行やビジネスで近隣諸国への移動が簡単で、航空券も比較的安価です。 - 比較的安定した治安
マレーシアは他の東南アジア諸国と比較して治安が良く、犯罪率が低いため、安心して暮らせる国の一つです。特に都市部では安全対策も進んでいます。 - 多様な料理が日本人の好みに合う
中華料理、マレー料理、インド料理など、多様な食文化が融合しており、バラエティに富んだ料理が楽しめます。日本食レストランも充実しているため、日本人にとって食生活に困ることがありません。 - 多文化共生: マレーシアは多民族国家で、マレー系、中国系、インド系の文化が共存しています。日本人にとっても、こうした多文化に触れることが魅力的と感じられます。さらに、日本食レストランや日本の商品が手に入りやすく、文化的なギャップを感じにくい点も移住者にとって安心です。
- 医療水準の高さ: マレーシアは医療の質が高く、国際的な医療施設が整っている上、医療費も比較的安いため、安心して長期滞在や移住ができます。特にクアラルンプールやジョホールバルなどの大都市では、世界基準の医療を受けることが可能です。
マレーシアは依然として日本人に人気の移住先ですが、コロナ以降や2020年の「MM2H」プログラムの条件変更によって、やや状況が変わりつつあります。例えば、プログラムの新条件では、ビザ取得のために必要な年収や預金額が大幅に引き上げられ、従来よりハードルが高くなりました。この変更により、一部の人々には移住が難しくなったという声もあります。
それでも、マレーシアの生活コストの安さや、気候、治安の良さ、医療環境の整備といったメリットが依然として強いため、特に高齢者層やリタイアメント層には根強い人気があります。また、コロナ禍後に観光やビジネスが再開され、マレーシアの国際的な魅力が再び注目されています。
人気の都市としては、クアラルンプール、ペナン、ジョホールバルなどが挙げられ、特にペナンは日本人コミュニティが充実しており、今でも多くの日本人移住者が集まっています。
人気ではあるものの、ここ数年でマレーシアの物価はかなり上昇していることも知っておいてください
マレーシア2024年物価の上昇
マレーシアではコロナ禍以降、物価が上昇しており、特に食品、燃料、日用品などの生活必需品の価格が影響を受けています。いくつかの要因が重なって、物価上昇が進んでいます。
- エネルギー価格の上昇: コロナ禍とその後の世界的な経済回復によって、原油価格が不安定になり、燃料費が高騰しました。これはマレーシアに限った話ではないかもしれませんが、これは輸送コストの増加につながり、商品全般の価格に影響を与えています。品にも影響を与えています。
- インフレーション: 2022年、マレーシアのインフレーション率は数年ぶりに高い水準に達し、特に食品価格が上昇 政府は、マレーシア国民に一部の食料品や燃料に補助金を提供し、価格を抑えようとしましたが、依然として多くの家庭が価格上昇の影響を感じています。
- 賃金上昇の遅れ: 物価が上昇しているにもかかわらず、賃金の上昇は追いついておらず、多くの人々が生活費の増加に直面しています。これにより、消費者の購買力が低下し、家計の負担が増えています。
マレーシア政府は物価上昇に対処するために、価格安定のための政策や食料品の補助金などを導入していますが、依然として多くの人々がコロナ禍以降の経済的な影響を感じている状況です。
私たち海外組にとって物価の上昇は今後海外生活をするうえで大変重要です
マレーシアのインターナショナルスクールで進行する学費の高騰
近年、マレーシアのインターナショナルスクールの学費が急速に上昇しているのはお子さんを通わせている方ならばご存じだと思います、現地でも保護者たちの間で懸念が広がっています。知人のお子さんがが入学するタイミングで15%の値上げがありました。しかし周りの話を聞くと、これは例外ではなく、他の学校でも同様の動きが見られているようでした
特に、新設立されたプライマリー(小学部)によって、学費が大幅に引き上げられました。この学校では、G1(1年生)とG3(3年生)の学費が
RM40,000からRM55,000へと増加。
日本円に換算すると、45万円以上の値上げとなります(RM1=30円換算)。
兄弟がいる家庭では、二人と仮定した場合この負担はさらに大きく、
90万円近くの追加費用が発生します。
このような急激な値上げに対して、在校生の保護者からは納得できないという声が上がっています。また、学費の高騰に加え、マレーシア全体で家賃や生活費も徐々に上昇しており、これも留学を計画している家庭にとっては悩むところです。
現在のところ、どの選択肢も簡単ではありませんが、今後の状況次第では真剣に検討せざるを得ないかもしれません。
このままでは現地枠で働くか、副業で収入を得るか本帰国かという選択肢になる場合もある
かもしれません。